カウンセリング内容

●認知行動療法とは

認知行動療法(CBT:Cognitive Behavior Therapy)は、元々うつ病に対する精神療法として開発され、不安障害や統合失調症など様々な精神疾患に対する治療にも用いられてきました。
犯罪の再犯予防や、健康な人のメンタルヘルスを良好に保つためのセルフケアの手法としても多くのエビデンスがあり、現在では教育やビジネス、スポーツなど、あらゆる領域でその効果が認められている科学的技法です。そして、現代社会で最も広く用いられている心理療法の一つでもあります。

●認知行動療法で「適応的な思考」を手に入れる

認知行動療法は、人間の活動を思考、行動、感情、生理反応に分けて考えます。これらは相互に作用しており、ストレスを感じている時も、楽しく過ごしている時も、それぞれが影響を与え合って人間は活動しています。
このうち、人間がコントロールできるのは「思考」と「行動」だと言われています。グループワークでは、認知行動療法の考え方やスキルを学び、日常生活の中で適応的な「思考」と「行動」を選択できるように練習と実践を繰り返していきます。
ところで、認知行動療法は即効性のあるものではありません。時間をかけながらじわじわと、確実に効果があらわれてくるものです。日々、練習や実践を繰り返すことで「記憶・経験」(スキーマ・信念)が変化し、適応的で前向きな自動思考ができるようになっていきます。

●プログラムの特徴

①一人ひとりに合わせたステップ
認知行動療法は、カウンセリングなどに用いられる治療法ではありますが、その考え方やスキルをご自身で学んで身につけていただき、ご自身がご自身に認知行動療法を行えるようになっていただくことが何よりも重要です。ただし、生まれ育った環境や元々の性格、現在の生活環境などにより、その人の悩みや症状は様々ですから、その人に合わせた方法や順序で、段階的に変化していかなくてはなりません。GreenBaseでは、一人ひとりに合わせたプログラムを考え、それぞれのステップで取り組んでいただけます。

②安心できる雰囲気のグループワーク
プログラムはグループワーク形式となっています。グループワークは様々な心理的ケアに取り入れられ、ポジティブな効果を示す多くのエビデンスがあります。様々な悩みを持つ方々の思いに共感し、自分を客観視すること、そして自己開示すること、このようなプロセスを経てポジティブな変化があらわれてきます。

●グループワークの流れ

前半(30分):学びの時間
最初の30分は、認知行動療法を中心とした学びの時間です。生きづらさを解消するための心理学や心理療法の知識を、専門用語を極力使わず、平易な言葉を用いたスライドを用意して解説していきます。どなたにも学んでいただきやすい内容となっています。

後半(1時間):一週間の振り返り
一週間の実践の振り返りをしていただきます。それぞれの方が取り組んでいることのできたこと、できなかったこと、難しいことなどを共有していただき、他の参加者からのアドバイスをもらいながら、次の週の実践に取り組んでいただきます。

●取り入れている心理療法

認知行動療法、スキーマ療法、応用行動分析学、ACT、オープンダイアローグ、動機づけ面接、ナラティヴセラピー、ブリーフセラピー、トラウマ治療など